午前0時

夫は富山へ移動になることが決まってから

一足先に着いた富山で小学校を探してくれた

安野屋小学校に決めた

その校区にマンションを決めた

 

安野屋小学校は 静かな環境で何かとても充実していた

関西弁のアクセントで本読みをすると同級生に笑われたこともあったが

友達は親切で優しく

先生は厳しく優しかった

 

ある日 算数の時間に”午前0時は深夜かお昼か”の話になったそうだ

担任の先生は午前0時は お昼のことだと言い

4年生の長男は 深夜のことだと言い張った

2人でずっとこの議論をしてとうとう1時間が終わってしまった

土曜日だった

この日 名物の”味噌煮込みうどん”を食べに行きましょう と言う約束で

校門の外で夫と次男と共に長男を待っていた

待っても待っても出て来ない

その内同級生が出て来たので聞くと

「J君は先生とずーっとずーっと話をしている」と言う

長いこと待った

やっと出て来た

味噌煮込みうどんは美味しかった

 

自宅に戻って 夕方に担任の先生から電話が来た

「今日、J君と議論した

J君が言ってることが正しいと分かった

それを言いたくて電話した」と言う内容だった

息子に電話を変わった

 

感動した

納得するまで子どもに付き合って頂いて

誠実で子どもを大切に考えて頂いて

あっさりと間違いだったよと言ってくれて

凄い先生だと思った

 

その後、同級生のお母さんから

「大事な算数の時間が潰れてしまったではないか」と叱られた

 

富山は学校も親も良い意味で教育熱心だった