お寺さん

春の彼岸でお寺さんがお参りに来てくださった

父(舅)が亡くなった時からお世話になっている

お寺さんは独特の雰囲気を持って居られるような気がする

静かで押し付けなくて 心が落ち着く 

 

「この所 京セラの稲盛さんの本を読んでいます」と話しをした

「利他の心を持って世のため人のためになることをする

死ぬまで精進して利己にならないように美しい心になるように と

気持ちの良い話です

しかし自分を利用しようとする人には会わないようにしている 

と書かれていて、そこで現実味があってホッとしました」と話した

お寺さんは

「お釈迦さんも救えない人はいると仰っていますよ」と言われた

「悪意をもって来る人に良くしてあげることはなかなかできない」とも言われた

私はそこでずっと引っ掛かっていた

何かすっきりした気分になった

 

宗教を学校で教えることは出来なくても

子ども達は何を大事に考えて大人になっていくのか

そういう話を聞いたり話し合ったりすることがあるだろうか

年を取って今 自分に照らして考えた時に

小学校の時から指針になるような教えを学びたかったと思う

自由と言って何でも好きにして良いのではない

訳が分からなくなって混迷する若い人たちが多いように思う