いかなごのくぎ煮

神戸名物のくぎ煮がシーズンだ

黒光りしていて、カッキーンと釘のように固く炊けたら成功である

1週間前に生協さんで見つけて買った

すぐに炊いたけれど、黒光りしていない

少し柔らかい

何かが良くないようだ

勉強会の先輩に食べてもらって

たまり醤油を50cc追加することを教えてもらった

 

そして今日、10時開店にいつものスーパーの魚売り場に行った

20人位の行列が出来ていて”最後尾”と書いたプラカードを持った人の所に並んだ

1週間前は行列が店の外まで続いていたと言う

そんなにも人気があるけれど、私は それほど美味しさがわかっていない

2年前におにぎりと一緒に食べて、「あっ ちょっと美味しい」と思った

私の前の方は7kg(7箱)も買って行った

時価で2,680円(最初は3200円だった)もするのに7箱とは凄い

焚いて親戚中に送るようだ

 

たまり醤油を増やして炊いた

黒光りのする 釘のように固いくぎ煮が出来た

竹のざるに移して煮汁を切った

先ずは上手くいった

今日はその続きがある

 

取り付かれたように

ざるの上で取れてしまったいかなごの頭の

ドロッとした煮汁に絡まっているのを

先が尖った箸で一つ一つ取り除いた

そのサイズは2mmくらいである

それはえぐい味がして舌触りも悪いからない方が良いには良いけれど

こんなバカなことをする人はなかなか居ないだろう

止められなくなってとうとう1kg分の炊きあがったくぎ煮を全部選別した

もう夕方になっていた

今年は上等なくぎ煮が出来た

それにしても私がここまで凝り性だったとは思わなかった