一人で

人生は辛いことが多い

夫が生きている間も困難はあった

家族が多い故の辛さはあった

みんなが思うことを言えばなかなかまとまらない

一人だったらどんなに楽だろうと思ったこともある

母(姑)と一緒の生活はなかなか大変だった

母が悪いとか、私が悪いと言うことではない

しかし夫は亡くなってしまった

人生は終わったとさえ思った

 

夫が亡くなって後 

お年寄り夫婦が二人で歩いている風景を見ると悲しかった

若い時は二人で生きていた

楽しいことはして来た

いろんな体験もした

しかしあのお年寄り夫婦の風景を私はもう生きることはないと思った

 

河合隼雄さんの本に

”二人でも一人で 一人でも二人で”と書かれてあった

二人で生きていても一人で自立していること

一人になっても二人で生きてる心で生きること

と言う意味である

 

夫はいつも一緒に居てくれたような気がする