放射能が降っています

この詩に心を打たれた

 

自らが福島の被災者で 本気の言葉で

それでいて何か清々しい言葉で

和合亮一の詩は訴えている

 

放射能が降っています

静かな静かな夜です”

 

震災後しばらくして新聞で読んだ

すごい詩だと思った

今改めて読むと

その悲しみが 優しさが心にしみてくる

”言葉は光を与えてくれるために存在する” と言っているが

確かにこの詩を読むとその先に光が見えるように思う

言葉にはこんな大きな力がある

 

新聞もテレビも震災7年目の特集で厳しい現状を報道している

復興庁の予算は32兆ともいうけれど 

それがどれ位の金額か予想もつかないが

上手く使っているだろうか

本当に必要な支援は届いているだろうか

 

和合亮一の詩を朗読する会や講演会が開かれているそうだ

草の根運動のようなささやかな活動かもしれないが

多分この詩の朗読会は感動と勇気を与える

その詩は涙が出るけれど同時に光が見える

突き動かされるほどの勇気が出てくる

それも大事な復興ではないだろうか

被災した人達の心を元気づけるのは

こうした言葉ではないだろうか

 

 

 

 

 

 

正面から向かっている