かこさとしさんのこと
NHKの番組でかこさとしさんの最期の1か月を取材放送していた
ビデオに撮って何度も見た
涙が出た
19歳の終戦の時に
「これからの命 子どもたちのために使う それは死ぬまでやる」
と誓ったかこさとしはその通り最期まで子どもたちのために絵本を書いた
未来を築く子どもになって欲しいと願ったと言う
静かな優しい人柄の中に生涯燃やし続けた激しいものを感じた
私は単純にファンだった
「だるまちゃんシリーズ」は楽しい絵本で息子に繰り返し読んで聞かせた
「カラスのパン屋さん」の絵は丁寧で細やかな描写に驚いた
その絵本がどのように生まれたかを知って感動した
絵本にはかこさとしが詰まっている
娘の万里さんがお世話をなされていて
「娘と言うよりはかこさとしの応援部隊です
かこさとしの人生を支えていきたい
かこさとしの理解者でありたい」と言うようなことを話されていた
奥様や娘や孫たちに支えられて死ぬ直前まで絵本を構想されていた
すごいものを感じた
「(絵本のことを)発想はする
完全に仕上げるまでがとっても辛くて」と話されていた
それを超えての500冊を
私がまだ読んでいない絵本を全部読みたいと思っている