子どもの言葉

4日の天声人語に3歳児の言葉が紹介されている

飛行機雲を見上げて

「ひこうきが、お空にらくがきしてる!」

夏の日に朝顔を見て

「あさがおってどうして朝だけさくの。

ひるまになると小ちゃくなっちゃうよ。

早起きしたからおひるねしてるの」

心が対象と一つになってる姿が、詩人と共通しているように思える

と今井和子さんの著書『子どもとことばの世界』に書いてあると言う

 

児童館でしばらくお手伝いをした

こちらは1年生から4年生までの小学生だったが

私も彼らの言葉に何度も感銘を受けた

例えば「先生 何歳?」と聞いてくる

「百歳だよ」と答える

ある子は「イッヒ イヒヒ イヒヒ」と笑う

ある子は「冗談でしょう」と言う

そうして「ほんとうのさい(歳)は何歳だ?」と言う

ほんとうのさい だなんてすごく分かる

可笑しくてたまらなかったが、ピッタリでその心は分かり過ぎる

言葉とは自分の気持ちを相手に伝えるためにあるのだから

これはもう十分に満点だと思った

 

幼い詩人たちの言葉は心をそのまま真っすぐに伝えてくれる

何て楽しいことだろう